発達障害傾向ですが、「営業」できました。

毎日ひとにキレられていた私が、「人間」らしいコミュニケーションを身に着け、「営業職」として働けるようになるまでの話と、試行錯誤の記録。

問題と対策7)嘘や冗談が通じない~全部真に受けてました~(1)

突然ですが、皆さんは嘘や冗談って見抜けますか?
 
私は、今もそうですが、分からないことが多いです。
 
特に、社会人になりたての頃は、何でもかんでも真に受けていました。そのせいで、度々仕事で問題を起こしてしまいました。
 
今回は、そのことについて書きたいと思います。
 

■嘘や冗談が通じない

え、いまの冗談?

・就活時のエピソード

「天然キャラ」と呼ばれる人がいますが、私はそんな可愛いものではありませんでした。
 
後から思い出し、自己嫌悪に陥ることばかりです。
 
まず、冗談が通じませんでした。
 
一番印象に残っているのが、就活でお世話になったコンサルさんとの電話です。
 
論文製作と就活の時期が重なったため、あまり積極的に活動できず、コンサルさんには迷惑を掛けてばかりでした。
 
今思うと、「気が向いたら見てみて」と渡された資料も、気が向かないので放置していたら、催促の電話が掛かってきたりしました。
 
「特に期限は言わないけど、常識で考えたら1週間以内に連絡くれるよね?」という暗黙の依頼だったのかも知れません。
 
きっと、嫌な人だと思われていたんだろうと思います。
 

・空気が凍った

そんななか、ようやく就職が決まり、先方から電話が掛かってきた時のことです。
 
・コンサルさん:「おめでとう!XX社に受かったよ」
 
・私:「本当ですか?ありがとうございます!」
 
・コンサルさん:「いや~よかったね!祝宴を開きたいよ!」
 
・私:「え、祝宴?いいですけど、そんな時間あるんですか?」
 
・コンサルさん:「ゔ...いやぁ、それは...」
 
...という具合に、空気が凍りました。
 
どうやら、「祝宴を開きたいくらい嬉しい」という意味だったようです。言われた時は、全然分かりませんでした。
 

仕事場では問題児

・何でも引き受ける人

もっと困ったのは、仕事です。
 
得意先からの無理難題に、逐一応じてしまったのです。
 
例えば、「10日後に納入する商品100箱を、明日10箱だけ納入してほしい」等というものです。
 
システム上、こういったことに応じられる会社なら問題ありませんが、私の勤め先はそうではありませんでした。
 
そのため、取引実績の大きな客には対応しますが、そうでない場合は状況に応じて断ることがほとんどです。
 

・「相談する」という頭がない

普通、そういった仕事はまず上司か先輩に相談し、判断を仰ぐ必要があります。
 
ところが、私は「まず相談する」ということが全く念頭になく、全て受けていました。
 
「ほうれんそう(報告・連絡・相談)」ができていない、絶好の例です。
 
そんな中、ある時「商品の外装箱を変えてほしい」と言われました。他部署に頼めばいいか、と軽く考えていましたが、そこにも断られてしまいました。
 
その結果、事務所に入りきらない量の貨物が搬入され、自分で数十箱を入れ替えることになってしまったのです。
 
見かねた上司が手伝ってくれましたが、この事件で「あいつはヤバイ」と問題児のレッテルを貼られることになったのです。当然ですけどね!
  

・やっかいな客

後でわかったことですが、このリクエストをした得意先は、誰に対しても過大な要求をしてくる人でした。
 
差し迫った依頼ではなく、「できたらいいな」くらいの軽い気持ちで仰っていたのです。
 
上司からは「どこまでが冗談で、どこからが本気か分かるでしょ?!」と叱られましたが、正直まったく分かりませんでした。
 
(逆に、冗談・本気の線引きマニュアルがあるなら、是非書籍化してほしいです。買います!
 
 

・対策

・判断に迷ったら「相談」

こんな風に、嘘や冗談が通じないせいで、多くの人に迷惑を掛けてしまいました。
 
未だに分からない部分もありますが、少なくとも今まで学んだことをもとに自分のとった対策を紹介したいと思います。
 
まず、何より上司・先輩に相談することです。
 
相談の基準は、
 
「これどうしたらいいんだろう?」
「うわ、すごく手がかかりそう」
「こんな依頼、初めてだ」
 
と思うかどうかです。
 
私の場合、2分くらい考えて答えが出なかったら、頭の中に解答は準備されていません。
 
そのため、判断に迷ったら、要点をまとめて彼らのもとに走りました。
 

・上司、先輩は経験豊富

目上の方は、たいてい自分と似たような経験があるか、あるいは当該の実務には自分より詳しいはずです。
 
その智恵を、借してもらうのです。
 
そうやって、経験豊富な社員のノウハウを共有し、効率的に仕事できるのが組織のメリットでもあります。
 
それに、コスト(料金、手間)が発生する仕事は、通常は上司の許可が必要です。
 
また、発生するコストの規模は、新人だと判断できない場合もあります。
 
そのため、私の場合、たとえ小さく思える案件でも、自分が判断に迷うことは相談したほうがいいと考えました。
 

・相談する相手を選ぶ

(得意・不得意がある)

また、私の失敗経験から、案件によって相談する相手を選ぶことも必要だと感じます。

 

先輩によっても、得意・不得意はマチマチです。戦略立案が得意な方もいれば、事務一筋の方もいます。

 

仮に、そういった様々な方が同じ部署で「リーダー」という肩書だったとしましょう。

 

同じ肩書だからと言って、戦略タイプの方に事務のことを聞いても困られますし、逆の場合も同じです。

 

それでも、上司の立場上、何とかアドバイスをして下さるでしょう。

 

(プライドへの配慮)

しかし、皆「プライド」があります。

1人目のリーダーに聞いて明確な答えが出なかったからと言って、すぐ他のリーダーに同じ質問をすると「なんだ、俺の答えが不満なのか?」と1人目に臍を曲げられる可能性があるのです。

 

私は、この失敗をしたので、他の人の行動を見て「この案件はXXさん、これは○○さんに聞こう」と必死で覚えました。

 

ただ、こういったことは、他の誰からも教えて頂けませんでした。

 

みんな、きっと「暗黙の了解」で分かっているのでしょうね。うらやましいです。

 
次回は、相談できる相手がいない場合の対処法について書く予定です。