発達障害傾向ですが、「営業」できました。

毎日ひとにキレられていた私が、「人間」らしいコミュニケーションを身に着け、「営業職」として働けるようになるまでの話と、試行錯誤の記録。

問題と対策7)嘘や冗談が通じない~全部真に受けてました~(2)

 さて、前回は嘘や冗談が通じないために私が起こした問題と、その対策を一部ご紹介しました(下記参照)。 

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今回は、その対策の続きを書きたいと思います。 

 

 

 ■大問題を避けるために

絶対その場で判断しない

・相談相手がいない時

前回は「判断に迷ったらすぐ上司・先輩に相談する」と書きました。
 
しかし、運悪く彼らが出張で出払っている場合もあります。
 
そんな時、相談相手がいないためパニックになり、受けてはいけない仕事を受けたこともありました。
 
パニックになると、極端に判断力が鈍ります。
 
ただでさえ、どう断ったらいいか分からないのに、そうなると発作的に何でもYESと言ってしまうのです。
 
なんて危ない人間なんでしょうか。

・「確認します」

そのため、私は一旦「できるか確認します」と電話を切り、上司・先輩が戻り次第相談するようにしました。
 
それでも、「いま判断しろ」と言う困った客もいます。こうやって追い詰め、こちらの選択肢を奪ってくるのです。
 
認知心理学で言う「アンカリング」ですね。
 
そんな場合は、「私の一存ではできかねます」とお断りし、待つようお願いしました。
 
無理を言っているのは先方なので、よく考えれば即答する必要はないのです。
 
とにかく、その場で判断しないことが、何より大事です。

・会話例

例えば、こんな風な会話です。
 
客:注文番号XXX、明日納品してほしいんだけど。
 
私:こちらは来週の予定ですが、どうされましたか?
 
客:ちょっとでも早いほうがいいからに決まってるじゃん。
 
私:そうですか、お受けできるか確認いたします
恐れ入りますが、上司が出張で留守のため、少々お待ち頂けますか(申し訳なさそうな声で)?
 
客:待てない。今すぐ決めてよ。
 
私:すぐご回答したいのは山々なのですが、あいにくの一存では決めかねてしまいます(申し訳なさそうな声で)。どうかお待ち頂けないでしょうか? 
 
客: 仕方ないなぁ、わかったよ。
 

・申し訳なさを伝える

赤い字で書いたように「協力したいが、できない」という気持ちを声のトーンで表現すると、相手に「申し訳なさ」を伝えることができます。
 
すると、相手は「自分の立場を考えてくれている」と感じ、態度を和らげることが多いです。
 
そして、客に待って頂くことができたら、すぐ上司・先輩に相談し、その指示に従えばいいのです。
 
権限的にも、精神的にも、自分が全て背負う必要はないのです。
 

・声のトーン

因みに、「申し訳なさそうな声のトーン」ですが、私は先輩方の電話でのやりとりを聞き、学習しました。

 

言語的に説明するなら、「声の高さを下げ、話すスピードを落とし、文末を弱めに発語する」という感じになります(分かりにくい...)。

 

やや雑な表現をすると、「元気よく言う」の反対です。ちょっと体調が悪そうな感じですね。

 

Amazonで「声のトーン 話し方」で検索すると、それらしい指南本がヒットしますが、私は読んでいないので紹介は控えます。

 

生身の人間が実際に言うのを聞くのが、一番分かりやすいかも知れません。

 

冗談には天然キャラで対応

・いまだに冗談が分からない

仕事上の問題は、私は上記の対策で解決することができました。
 
しかし、実務を離れた冗談については、私はいまだに、初めて耳にするものにうまく対応できません。
 
しかし、全員が同じパターンのギャグを使うならいいのですが、毎回パターンは変わり、内容も多様です。
 
そのため、パターンごとに適切な対応を覚えようにも、できるものではありません。
 

・「ごまかす」スキル

そのため、私は相手が微妙な反応をしたら「私、何か変なこと言いました?すみません、空気読むの苦手で(笑)」と言うことにしています。
 
端的に言うと、ごまかすのです。
 
「ごまかす」と言うと聞こえは悪いですが、こうやって自分の弱点をさらけ出すことで、実際周囲との摩擦は減りました。
 
逆に、相手が言葉を濁したからと言って、問い詰めたり反論したりすると、険悪な空気になり、何もいいことはありません。
 

・「天然」でもいい

もちろん、人によっては「天然だと思われたくない」という方もいるかと思います。
 
それに、男女の差や、社会的立場によっては、威厳のあるキャラが必要な場合もあるかも知れません。
 
ただ、少なくとも、30代女性としては「この人天然なんだ」と笑ってもらえるほうが、「理詰めで頭の固い人」と思われるより、受け入れてもらいやすいと感じます。
 

・意外なメリット

また、これにより「サポートを受けやすくなる」という意外なメリットもありました。
 
日々、上司・先輩への相談を行い、コミュニケーションを取ること。そして、弱さを開示することで、彼らにとって「助けたい」対象になったのかも知れません。
 
逆に私は、そうやって自分を頼ってくる、ちょっとたよりない後輩には、積極的に手助けしたくなってしまいます。
 
社会人を始めた当初は、隙のない完璧人間を目指さなきゃ!と思っていましたが、意外にも不完全な人間の方が、周囲と共存しやすいのかも知れませんね。
 
 
以上、嘘や冗談が通じない問題について、でした。