発達障害傾向ですが、「営業」できました。

毎日ひとにキレられていた私が、「人間」らしいコミュニケーションを身に着け、「営業職」として働けるようになるまでの話と、試行錯誤の記録。

問題と対策9)バイトができない発達障害傾向の私が、客にキレられて始めた対策(1)

私は学生時代、コンビニでアルバイトをしていました。

 

ところが、残念ながら、やることなすこと上手く行かず、先輩や客にキレられてばかりでした。

 

「○○大学出身なのに、そんなこともできないの?」

「頭いいって嘘なの?」

 

毎日、こんなことばかり。必死で頑張っているのに、何故できないのか分からず、しんどさが募る毎日でした。

 

そんな中、ある事件がきっかけで、バイトをこなすための対策を編み出しました。

 

今回は、それについて書いてみたいと思います。

 

 

■バイトができない!

対策

まず結論から言うと、下記の3つの対策をしました。

  1. 仕事の手順は、徹底的にメモを取る
  2. 叱られたら、すぐ目を見て謝る
  3. そして、仕事に徹する

 

なぜこの3つかと言うと、私はまず「手順が覚えられないから」、そして「謝罪方法を知らなかったから」です。

 

これにより、仕事も人間関係もかなり改善しました。

 

もちろん、特性は様々で、私と全く違う方も多いと思います。

 

でももし、あなたが私と似た特性なら、お役に立てるかも知れません。

 

大事件

・面接は通ったけれど

運よく採用されたはいいものの、働き出してからは、問題の連続でした。

 

出したものを片付けられない。手順が覚えられない。マルチタスクができない。などなど。

 

特に、手順については、紙のマニュアルがなかったため口頭説明を受けたのですが、この時の対応が失敗のもとでした。

 

・聞いたことが覚えられない

私は最近、知能検査を受け、自分のアンバランスな特性を知りました。

 

その特性に照らしてみると、「覚えよう」と思えば思うほど、聞いた内容より「覚えよう」の方に意識が集中し、結果聞いた内容が覚えられないのです。

 

いわば「ザル」です。

 

しかし、当時はそれも露知らず、特にメモも取らずに覚えたつもりでいました。

 

実際、手順の少ない仕事は、問題なくできました。

 

・きっかけは小さなミス

ところが、ある日、宅配便の依頼を受けた時のことです。

 

自分のミスで客を怒らせ、大事件に発展してしまったのです。

 

そもそもの発端は、客から荷物を預かったはいいものの、処理方法が分からず、まごついてしまったことでした。

 

実は、つい2,3日前、先輩から手順を教わったばかりでした。しかし、最初の1,2ステップは分かるものの、その後がさっぱりだったのです。

 

客は目の前にいて、私の対応を待っています。しかし、私は右往左往するばかり。

 

そこで、客がついに言ったのです。

 

・客にキレられる

「いい加減にしろ!あなたプロでしょ?もっとテキパキできないの?」

 

それに対し、あろうことか私はこう返したのです。

 

「いや、バイトなんで。

 

(周囲の反応:えー!!!)

 

これは、そもそも「"プロ=正社員"」という思い違いが発端ですが、「プロでしょ?」という質問に対して素直に「バイトです」と答えたことが、口ごたえと思われ、不興を買ったのです。 

 

(そりゃそうだよね!!!)

 

すると、当然ながら、客の怒りに火が付きました。多分、5分くらいは非難されっぱなしだったと思います。

 

見かねた先輩が、品出し途中で飛んできて下さり、対応をして下さりました。

 

・まさにこの世の大迷惑*1

しかし、話はこれで終わらず、とうとう店長が相手の家まで謝りに行くハメに。

 

私のミスのせいで、大変な迷惑を掛けてしまったのです。

 

ところが、謝り方を知らなかった私は、「申し訳ない」と思いつつ、ちゃんと謝ることができませんでした。

 

その結果、店長や先輩から冷たく扱われ、職場にいづらくなってしまったのです。

 

■バイトができた!前編

再び、3つの対策

もう、こんな思いはしたくない!

 

そう思った私は、必死で周囲を見回し、考えました。

 

そして、下記の3つを考えついたのです。

  1. 仕事の手順は、徹底的にメモを取る
  2. 叱られたら、すぐ目を見て謝る
  3. そして、仕事に徹する

では、一つずつ解説していきます。 

 

1.仕事の手順は、徹底的にメモを取る

・メモの発想がなかった

この事件前は、手順を教えられても、メモを取るという発想がありませんでした。

 

しかし、その後入ってきた新人さんを見て、これだ!と思いました。

 

彼は、小さなノートに手順を書きこみ、ことあるごとに参照していました。仕事も、私より断然できました。

 

それを、早速真似たのです。

 

ただ、試行錯誤の中で、単に言われたとおりの手順を書いても、上手く行かないことに気付きました。

 

そこで重要視したのが、「手順の因数分解」です。

 

・手順は因数分解!

私の場合、せっかく教えてもらっても、メモした手順が大雑把だと、仕事が再現できません。

 

例えば、こんな内容だと、後で見返して「???」となってしまいます。

※下記の手順は、実際のオペレーションとは異なります。飽くまで例示用です。

 

  1. 荷物を測る
  2. システムに入力する
  3. 金額を伝える
  4. お金をもらう

 

何がまずいかと言うと、「荷物を測る」場合、何を使って・どこを・どう測ったらいいのか不明瞭だからです。

 

「システムに入力する」も同様です。

 

こんな風に、私の場合、手順を徹底的に5W1Hに因数分解しないと、理解できないのです。

 

・因数分解してみたら

さて、上記に気を付けて手順を書くと、こうなります。

 

  1. 荷物を預かる
  2. 客に送付状を渡し、記入してもらう
  3. その間に、カウンター下のはかりで計量し、重量をメモをする
  4. はかりから下し、引き出し内巻き尺で、タテ・ヨコ・高さを測り、メモをする
  5. 重量と寸法をもとに、該当するサイズを割り出す
  6. 記入済みの送付状を受け取る
  7. システムの「宅配便」ボタンを押し、送付状をもとに住所を検索する
  8. (以下略)

 

これくらい細分化して初めて、私はまごつかず仕事ができるようになりました。

 

曖昧な部分が少しでもあるとパニックになってしまう、そんな方にはこの方法が向いているかも知れません。

 

次回は、「2.叱られたら、すぐ目を見て謝る」、「3.そして、仕事に徹する」について解説を行います。

*1:ユニコーンが結構好きです。ぎりぎりリアルタイムじゃないですけど。