発達障害傾向ですが、「営業」できました。

毎日ひとにキレられていた私が、「人間」らしいコミュニケーションを身に着け、「営業職」として働けるようになるまでの話と、試行錯誤の記録。

問題と対策12)予定を忘れ、仕事で大目玉をくらった私がとった対策

前回までは、しばらく過去の話をしましたが、今回からは再度「問題と対策」を書いていきたいと思います。

 

今回のテーマは、「予定を忘れる」という問題についてです。

 

客先から「あの件、どうなりました?」と言われ「ハッ」とした経験が多い方。デートの約束をしてたのに、すっかり忘れてた方。

 

そんな方には、役立つ情報かも知れません。

 

■忘れてばかり

対策

まず、私が実際にとった対策からご紹介します。

  1. 約束が発生したら、すぐリマインダーアプリ登録
  2. 約束が変更になったら、すぐ変更登録

では、実際のエピソードを踏まえて解説していきます。

 

忘れてばかり

・子供の頃から

私は、子供の頃から約束を破ってばかりでした。

 

一番多かったのは、「大事なプリントを親に渡さない」ということです。

 

例えば、授業参観。だいたい2週間ぐらい前に、先生から「絶対親に渡してね」と言われ、日程のプリントを渡されました。

 

しかし、そのプリントは毎回、例のパンパンな机(問題と対策11参照)の一番奥で「ぐちゃっ」となる運命だったのです。

 

しわしわになったプリントを親に渡すたび、「ダメでしょ!」と叱られていました。

 

・婚活でも失敗

また、大人になってからは、婚活でも大失敗しました。

 

当時、熱心にお見合いをしていたのですが、その日の朝自分から申し込んだデートを、なんと仕事に夢中ですっぽかしてしまったのです。やる気あんのか?ですよね。

 

当然、相手からは振られました。今でも、かなりのトラウマです。

 

・当然、仕事でも

こんな調子ですので、当たり前のように仕事でも失敗しました。

 

一番強烈なのが、注文に関するエピソードです。 

 

ある商品の受注がほぼ確実となり、客先から在庫確保を依頼されました。その時は、二つ返事で受けたのですが、何とその約束を完全に忘れたのです。

 

しかも、運悪く、直後に大口注文があり在庫切れ。最悪のパターンです。

 

このミスに気付いたのは、実際に注文書を受け取ってから。「在庫がないので…」と言ったところ、「え、確保してたんでしょ?!」と驚かれ、「ハッ」と気付きました。

 

もう、平謝りです。先方には、数週間待ってもらうことになり、信頼も失いました

 

・仕事での謝り方(余談)

余談ですが、約束を忘れていた時は「忘れてました」ではなく、失念していましたというと社会人らしく聞こえるそうです(意味は一緒ですけどね)。

 

また、上記のエピソードだと、ミスをリカバーするための対応として

「大変申し訳ありません。手違いで在庫が確保できておりませんでした。

 至急、在庫が工面できないか、確認いたします」

と言うとよかったと思います。

 

そして、他の営業担当者や在庫管理部門に、融通できる在庫がないか相談します。そこで在庫が見つかれば、一安心です。

 

最悪、どうしてもない場合には、

「大変申し訳ありません。手を尽くしましたが、あいにくどこも在庫切れです。 

 納期は、XX日程度掛かってしまいますが、いかがいたしましょうか?」

と伝えるしかありません。

 

もし予定通り注文してくれる場合は、送料を無料にするなど、できる限りの誠意(こちらの落ち度で迷惑を掛けたことへの謝罪を見せる行為)を示す必要があります。

 

一度失った信頼を取り戻すのは、時間が掛かるんですよね(泣)。私のようなミスをする前に、対策をオススメします。

 

なぜ忘れるのか?

・記憶容量が少ない

ではそもそも、何故こんなにすぐ忘れてしまうのでしょうか?

 

毎度おなじみ、司馬さんの「シーン別解決ブック」では、その理由がこのように書かれています。

本人には悪気はなく、記憶のお盆にのせられる量が、通常の人より少ないことが問題なのです。*1

 

私は、その「お盆にのせられる量」の少なさを、何らかの方法で補う必要があったわけです。

 

・医師のアドバイス

そこで、WAIS-IIIを受けた際に医師からもらったアドバイスが、役立ちました。

 

それは、「携帯電話のリマインダー機能を使う」というものです。

 

リマインダーを使えば、完全に自分が忘れている予定も、必ず事前に教えてくれます。

 

正直、能力の弱さを機械でカバーするのは「負け」な気もしましたが、そうしないと人並みの生活が送れないので、そこは素直に負けることにしました。

 

対策

おさらい

では、再度、どのような対策をしたか、再度挙げます。

  1. 約束が発生したら、すぐリマインダーアプリ登録
  2. 約束が変更になったら、すぐ変更登録

それでは、具体的にどのようにリマインダー機能を使用したか、説明します。

 

スマホを使う理由 

そもそもなぜスマホのリマインダーアプリがいいかと言うと、予定帳を見る習慣はなくても、スマホは毎日、定期的に見るからです。

 

私の場合、予定帳はカバンの中に入れることが多く、いつでもさっと取り出せる状態ではありませんが、スマホは大体スーツのポケットに入れています。

 

そのため、急に打ち合わせの予定が入っても、スマホでならスケジュール管理しやすいのです。

 

なお、私はiPhoneを使っていますが、元々ついている「リマインダーアプリ」ではなく、Appストアで入手できる無料アプリを使い対策をしました。

 

1.予定が発生したら、すぐリマインダーアプリ登録

 ・アプリ

まず、使うアプリについてです。

 

実は、私は今まで「Go Tasks」というアプリを使っていたのですが、現在は配信停止になっている模様。シンプルで使いやすく、重宝していたのですが、仕方ありません。

 

そのため、代わりに別のアプリをご紹介します。それが、「リマインダーU」です。App Storeから入手できます。

 

使ってみたら、ことのほか使いやすいので、皆さんにオススメです。登録は簡単ですし、終わった予定も1フリックで削除できます。

 

・その場で、すぐ!

で、実際どうやって使うか、ですが、一番大事なのは「その場で」「すぐ」登録することです。

 

 「後で」はいけません。必ず忘れます。「3歩歩いたら忘れる」くらいの認識じゃないと、私の場合は 対策になりません。自信過剰、ダメ。ゼッタイ。

 

とは言っても、上司や先輩から面と向かって予定を申し込まれ、さすがにスマホを取り出しにくい雰囲気の場合もありますよね。

 

そんな時は、一旦紙にメモしてから、席に戻りすぐ登録です。

 

時間を置くと、どんどん新しい情報が目や耳から入ってきて、古い情報が上書きされてしまいます。その前に、行動を取るようにしました。

 

2.予定が変更になったら、すぐ変更登録

次に大事なのは、「一旦決まった予定が変更になったら、それもすぐ登録」することです。

 

会議や客先訪問の時間は、とても変わりやすいものです。しかし、私にはやらなきゃいけないことを後回しにしてしまう癖もあり、失敗もありました。

 

変更の連絡を受けた時、すぐにリマインダーを登録しなおさなかったため、変更を忘れ元々の予定だけ覚えていたことが、実際にあったのです。

 

(で、「あれ?あの件、まだ行かなくていいの?」って言われ、ハッとするんですよね…)

 

そんな事態を防ぐため、必ず、予定が変更になったら即・登録しなおしましょう。

 

最後に

私は、今ではリマインダーアプリに頼りっきりになっていますが、お陰で予定のすっぽかしでハッとすることはなくなりました。

 

相手からの信頼を失うのも辛いですが、何より「やってしまった…」と自己嫌悪に陥ってしまうのがしんどいです。

 

一旦そうなってしまうと、その日一日、失敗のことが頭をループし、他のことが手につきません。

 

それすらすぐに忘れてしまえたらいいのですが、私の場合、嫌なことはいつまでも・どんな些細なことでも覚えているので、精神的にもかなりダメージが大きいのです。

 

それを思うと、文明の力を借りて人並みの生活が送れるのであれば、それでいいかな、と楽観的に捉えるようにしています。

 

リマインダーアプリは、すでにポピュラーなツールではありますが、この記事で何か少しでもプラスになることがあれば嬉しいです。

 

 

以上、予定を忘れ、仕事で大目玉をくらった私がとった対策、でした。

 

*1:司馬理英子(2015)「大人の発達障害<アスペルガー症候群・ADHD>シーン別解決ブック」主婦の友社 p.158。なお、p.159にはタイマーやアラームの活用のほか、玄関ドアに貼り紙するなどの対策も掛かれています。私も、玄関ドア作戦は、すごく効果があると思います。