発達障害傾向ですが、「営業」できました。

毎日ひとにキレられていた私が、「人間」らしいコミュニケーションを身に着け、「営業職」として働けるようになるまでの話と、試行錯誤の記録。

雑記:ホワイトデーで、自分の物欲の無さに葛藤した話

今週のお題「ホワイトデー」

 

さて、今回こそは、タイムリーなお題「ホワイトデー」について書いてみたいと思います。

 

先月、全然ロマンチックじゃないバレンタインデーの話をしましたが(2/8&2/11記事参照)、今回も例のごとく全く期待できない内容です。

 

新婚夫婦のノロケにしか興味がない方は、ここでUターンですよ(←ある種のブログでよく使われるやつ)。

 

■ホワイトデーの葛藤

主人の質問

何でこんな記事を書きたくなったかと言うと、不意に主人がこんな質問をしてきたからです。

 

「ホワイトデー、何か要る?」

 

ホ ワ イ ト デ ー 、 何 か 要 る ?

 

まぁ、聞いてくれるのは嬉しいんですがね。

 

そもそもホワイトデーって、サプライズだからいいんじゃないんでしょうか。

 

普通に帰ってきたと思ったら「はい、これ」とつぶやく夫。

ぶっきらぼうに渡された紙袋には、ずっと欲しかった高級コスメが。

「え、なんでこれ欲しいって分かったの?普段は何も言わないのに…あなたステキ!」

よし子の胸は、いつになく高まるのであった。

 

とかさぁ…こう…あるじゃん!(誰だよ。ってか「よし子」も誰だよ)

 

とは思いましたが、まぁぐらいにしといて、この質問が予想外に深い問いを、私に投げかけたのです。

 

欲しいものが、ない

主人曰く、「今日しか買うタイミングがないから、夕方までに欲しいものを連絡してね」とのこと。

 

それで、私も真面目に考えてみたのです。化粧品とか、財布とか、服とか。

 

が、そこで問題が発生しました。

 

考えても考えても、欲しいものがないのです。

 

何かの間違いだ

いやいやいや、そんなはずはない。ちょっと落ち着こう。

 

以前なら、どこに行っても絶対何か欲しくなってたし、買い物が趣味の時期のあったぐらいです。欲しいものがないなんて、ありえません。

 

そこで、焦って百貨店のオンラインショップで化粧品を見てみました。

 

2、3年前なら、化粧品フロアで1日潰せたぞ。さすがに、ここでなら欲しいものがあるだろう、と。

 

しかし、どんなにスクロールしても、「ぐっ」と来るものが、ない。

 

不純な気持ち

むしろ、1本3,000円の口紅とか、5,000円のアイシャドーパレットを見るたびに、

 

これ、どんだけ宣伝費掛かってんの…?

 

有名人起用してTVに雑誌にバンバン広告出してるけど、その費用やら売り場代やらがほとんどじゃないの…?

 

一体、原価率いくらなの…?

 

などという不純な気持ちが、ふつふつと湧き出すのです。なんと汚い心でしょうか!

 

背後のカラクリ

そう、モノを売る仕事をしていると、どんな魅力的な商品も、もはや純粋な目では見られなくなってしまうのです。どうしても、「背後のカラクリ」が透けて見えてしまうのです。

 

しかも、実際私は「ちふれ*1」の580円アイシャドーのツヤ感・発色・色持ちに大満足してるので、その何倍もするものを買う理由が、ありません。

 

口紅も、ファンデも、フェイスパウダーも然り。

 

なんてこった…!!

 

充足

化粧品がダメなら、服や雑貨は、と思いましたが、どれだけ考えても、いま私に必要なものは、すでに全部持っています。

 

むしろ、お気に入りばかりなので、そこに特段欲しくもないものを、ホワイトデーだからと無理におねだりして加えるのも、嫌なくらいです。

 

なんて物欲の無さ!もはや仙人レベル

 

と、我ながら唖然としてしまいました。

 

文化との齟齬

もちろん、「何もほしくない」というのは、ある意味、充足の証だと思います。

 

吾唯知足(われ、ただ足るを知る)と言いますしね。

 

しかし、社会の一員として生きていると、これが思わぬ齟齬をきたすことに、気付いてしまいました。

 

染み付いた習慣

ホワイトデーの購買キャンペーンは、すでに1980年台には始まっていたそうですが(Wiki参照)、少なくとも私の子供時代には「当たり前の習慣」になっていました。

 

それを一つの文化として受け入れ、私は30年以上生きてきたわけです。

 

もう、心理的に「バレンタインデーには男性にチョコをあげる。ホワイトデーには、何かを返礼にもらう」が染みついてしまっているのです。

 

義務感

そして、それが染みついた以上、「この文化に合わせなきゃ!」という義務感が生じます。

 

認知心理学で言うと、「日本全国みんなやってる」という同調圧力、CMによるアンカリング(「この時期はこれをするものだ」という刷り込み)*2と言えるかも知れません。

 

従って、主人から「何か買ってあげるよ」と言われたら、それに応えないと、がっかりされる気がして、不安で仕方ありません。

 

そのため、別に欲しいものが全然なくても、是が非でも何か欲しがらなくてはならないような、そんな気持ちになってしまったのです。 

 

根深そうな問題

これは、もしかしたら私の発達の凹凸による「固執癖」のせいかもしれません。

 

ただ、職場のバレンタイン・ホワイトデーの裏にも、「やめるに止められない」「今年もしなきゃ」という雰囲気があるのを、感じてしまっています。

 

(そんな気持ちで自腹切ってチョコを買ってきて、その返礼に相手もわざわざお金を出さなきゃいけないとしたら、なんつー罰ゲームなんでしょうか。

しかし、「私参加しません」と言った途端、女性社員の輪から疎外されるリスクもあり、複雑な問題です。キャー。)

 

そのため、この空気は、もしかしたら日本全国にはびこっているのかも知れません。

 

うわぁ根深そう…

 

こうなると市場規模や各百貨店のキャンペーン内容なども気になってしまうのですが、気付いたら論文一本書いてしまいそうなので、この辺で止めときます。

 

で、結局

さて、そんなわけで、結局「何も要らない」と言えなくなってしまった私はどうしたかというと。

 

考えに考えたすえ、ちふれの化粧品セットを買ってきてもらいました(口紅やBBクリームなど)。

 

もともとちふれの大ファンなので、絶対今後も使うものばかり。すごく嬉しかったです。

 

古典の更級さらしな日記には「まめまめしき物は まさなかりなむ(プレゼントには、実用的なものは良くないでしょうね)」とありますが、結局実用的じゃないと、使わないんですよね。

 

私のちふれ愛は、多分ブログが1個必要なくらい深いので、また別の機会にお伝えしようかと思います。

  

以上、ホワイトデーで、自分の物欲の無さに葛藤した話、でした。

 

P.S.こんな葛藤をしてるのはきっと少数派だと思うので、みなさんはぜひ、純粋にイベントを楽しんでくださいね!(無理だよ)

*1:マダム層にはおなじみの、「安い・安定品質・どこでも買える」の3拍子揃った優秀コスメブランド。

口紅は300円から(3,000円じゃないよ)、ファンデは800円からと、とてもお買い得。個人的オススメは「メーキャップベースクリームUV」。クスミが飛んで、肌が明るくなるんです…って社員か!いやいや、ほんと主婦の味方です。

*2:アンカリングに対しては、「いやいやそうじゃないですよ、こうですよ」というカウンターアンカリングをしないと、相手のペースに持って行かれてしまうのですが、ホワイトデーの場合はどうしたらいいんでしょうね。

ブロガーがこぞって「ホワイトデー不要論」を唱えればいいのでしょうか?

Twitterで10万人ぐらいが一斉に「要らない」と叫ぶとか?(バルス風)

そしたらニュースサイトとかに取り上げてもらえるのかな?

まぁ、私は別に、そこまでする必要性を感じないのですがね。