発達障害傾向ですが、「営業」できました。

毎日ひとにキレられていた私が、「人間」らしいコミュニケーションを身に着け、「営業職」として働けるようになるまでの話と、試行錯誤の記録。

忘れっぽいくせに勉強だけはできた理由を考えてみる

先日、主人からこんな質問をされました。

 

「そんなに忘れっぽいのに、なんで勉強はできたの?」

 

それは…と即座に返そうとしたのですが、あれ、そう言えばなんでだろう?

 

職場でも似たようなことを言われた経験がありますが、確かに「記憶力が弱い」のに「勉強ができる」のは、矛盾しているように思えます。

 

そこで、なぜ私は勉強ができたのか、自分なりに考えてみました。

 

※私には「非常に忘れっぽいが、長期記憶や習熟性が高い」という特性があることが分かっています。今回の記事も、それをベースにしたものです。

 

■なぜ勉強ができたのか?

結論

先に結論を言ってしまうと、勉強が得意だったのは、下記の理由からだと思います。

  • どの教科も、基本的に毎日同じことを繰り返すので、長期記憶になりやすい
  • 体系的に、基本形から応用形までを徐々に教わるので、パニックになりにくい
  • テストの時、問題文は常に手元にあるので、忘れっぽくても支障がない

 

因みに、「忘れ物しやすい」という欠点もあるので、教科書を忘れるなど支障が出てしまいそうですが、幸か不幸かそれも目立ちませんでした。

 

それについては、2/27の記事で詳しく書いています。

 

成績

因みに、学校での成績はどうだったかと言うと、小学校高学年~高校まで主要教科はだいたい5でした。

 

(↑出木杉君が言うと関心されるけど、スネオだと石を投げられそうなセリフ。あ、ちょ!石投げないで!汗)

 

かと言って「どんな難問も解ける超秀才」ではなかったので、そんな人が羨ましかったくらいです。

 

高校に行くと、そういう人が一定の割合でいたんですよね…(遠い目)。

 

まぁ、そんな人には学者か法律家にでもなってもらうとして、気を取り直して教科ごとに詳しく書いてみます。

 

教科ごとには

・国語

(漢字を覚える)

漢字については、それこそ長期記憶が発揮できる部分だと思います。

 

漢字ドリルで、何回も書き順をなぞりますし、新しく覚えた字は、嬉しくてその日から使いました。

 

「今日のにっちょくは、ろうくんでした。」みたいに、やたら漢字を入れたがってたよなぁ…と、しみじみ。

 

その後も日常で使い続けるので、忘れる暇がありません。

 

(文章読解)

文章読解は、長期記憶というより、「問題文が必ず手元にある」という点がポイントだと思います。

 

文章読解の題材となる文は、必ずクラス全員に配布されますよね。

 

そこに書かれた問題文を読み、内容を読み解くという問題なので、どんなに短期記憶が弱くても「あれ、あの文どんなんだっけ?」などと困る心配はありません。

 

そのため、これも特に困り感はありませんでした。

 

・算数/数学

(公式)

一見難しそうに見えて、実は長期記憶が使える教科です。

 

私が習った文系数学では、とにかく公式を覚えれば何とかなったからです。

 

公式を頭に叩き込み、毎日似たような問題を解き続けるので、嫌でも長期記憶になります。

 

計算ミスさえなければ、正解できたのです。

 

…と、ここまで考えると、高校数学で5が取れたのは私の才能ではなく、単に公式と計算ミスをクリアしてたからなんですね(←ちょっと自信があった人)。

 

過去を振り返るのは、残酷ですな…

 

※因みに、理系数学は、文系とは違い公式の証明なんかをするらしいです。私が授業に紛れ込んだら、開始1分で鼻血出して倒れるんじゃないでしょうか。

 

(弱点)

まぁそんなわけなので、やはり公式がないと化けの皮が剥がれます

 

"n"や"p"など未経験の代数や、「見たことのない式」が出てきたら、大体パニックになっていました。

(;@Д@)←こんな感じ

 

特に致死率が高いのが、「n分の1<1,2,3,4…n」のように、宇宙の果てから飛んできた電波信号みたいな数です。nって何よ!!

 

こういう感じの問題を友人が楽しそうに解いていたのですが、「別種の人類だ」と思いました。

 

・社会/歴史/公民、理科

(暗記ならOK)

また、社会や理科は、はっきり言って「暗記できる部分なら問題ない」と言えます。

 

丸暗記が通用する部分——例えば人名、年台、理科なら物質名なんかは、定期テストだと出題範囲が限られるため、ワードもさほど多くなく、何とか覚えられます。

 

これも一夜漬けだと完全に忘れてしまうので、教科書に緑の線を引き、それを赤い下敷きで覆って繰り返し勉強しました。

 

(暗記以外は弱い)

で、当然、暗記できない部分はノーガード

 

例えば、歴史の問題で「XXXの乱が起きた歴史的文脈を説明せよ」とか、生物なら「遺伝的形質がどうなるか計算せよ」などの場合ですね。

 

さすがに暗記できるレベルじゃないので、よほど対策を取っていないと不正解になりました。

 

とはいえ、これも定期テストなら大体出題の見当がつくので、そこまで低い点数は取りませんでした。

 

(因みに、大学受験でもこんな問題が出ましたが、説明問題ばかりの問題集を鬼のように解きまくったお陰で、受かりました。どうやら長期記憶になってくれたらしい。) 

 

・英語

(これも暗記)

英語の単語も、もちろん暗記でいけました。

 

結構な語彙数を覚えたので、今でも、かなり役立っています。

 

(逆に、"prawn=エビ"という簡単な言葉を知らず、笑われたこともありますが。単語帳に載ってなかったもん!)

 

また、授業では毎日毎日似たような文が例題に出るので、複雑な文型でも自然と長期記憶になりました。

 

ただ、教科書の文章がつまらなかったんですよね…多分カズオ・イシグロとかだったら食いついたんでしょうけど、語彙の制約でムリなのかも。

 

(聴覚も活用)

あと、発音や文を覚える時には、聴覚の短期記憶が生かせました。

 

私は見たものや考えたことはすぐ忘れてしまうのですが、耳で聞いたこと、特にリズム感を伴うものはすぐに覚えます。これは、知能検査で分かりました。

 

短い文章("It should be OK"など)なら、発音ごと耳で覚えて、変数となる部分(be "OK", "fun"など)だけ場合によって変えればいい、という感じです。

 

余談ですが、同じ要領で歌も比較的すぐ覚えられます。

 

が、今のところ「色々なCMソングを主人に披露する」くらいしか使い道がありません。無駄…

 

最後に

こんな感じで、学校時代は(人間関係以外)問題なく、勉強もすることができました。

 

知的発達の凹凸により、大人になってから大変な支障が出たことを思うと、やはり学校と大人社会では、求められる能力が全く違うのだなと思います。

 

OJTの記事(1/29付)にも書きましたが、仕事では毎日違うことをコマギレに教えられ、説明も口頭だけのことが多いです。短期記憶が強くないと、対応できません。

 

一方、学校では丁寧に、体系的に、しかも常に視覚的なヒントが与えらた状態で学べるのです。そりゃ、上手く行ったわけです。

 

ただ、それだけに、子供を育てる際は、その子の出す「困り感」のサインを見逃さない工夫が必要だろうと思います。

 

私の場合、成績優秀だったために発達障害傾向を見逃され、「ただの性格の悪い子」扱いされました。

 

しかし、自分の子供に同じ運命を背負わせるのは、あまりに酷です。

 

まだ子供はいませんが、せっかく経験した半生なので、今後のために役立てたいです。

 

以上、「そんなに忘れっぽいのに、なんで勉強はできたの?という問題」について、でした。