発達障害傾向ですが、「営業」できました。

毎日ひとにキレられていた私が、「人間」らしいコミュニケーションを身に着け、「営業職」として働けるようになるまでの話と、試行錯誤の記録。

職場の騒音がストレスで仕方ない問題と、その対策~そっと離れる~

我ながら非常に分かりやすいタイトルだと思うのですが、ええ、そうです。

 

職場の騒音が、ストレスなのです!!!

 

もう、帰りたい(帰ったけど)。

 

耳栓したい(しても聞こえるけど)。

 

「黙れぇぇぇ!」と叫べるなら、叫びたい(クビになるけど)。

 

それくらい、ストレスなのです。疲労困憊です。

 

今回は、そんな私が取った対策の話です。

 

 

■騒音でパニック

対策

いきなりですが、結論を言います。 

職場の騒音への対策:

・その場をそっと離れる

 以上。

 

え、それだけ?

 

ええ、それだけです(開き直り)。

 

とは言っても、

わざわざ記事にするような内容?

誰でも騒音はストレスでしょ。

みんな我慢してるんだから文句言うなや!

とか罵声質問を浴びそうなので、まずは「何がどれくらいのストレスなのか」説明したいと思います。

 

すごいストレス

・どんな感じ?

騒音が、私にとってどんなストレスなのか。

 

端的に言うなら、脳内がニコニコ動画の「弾幕」状態になります。

 

弾幕を思い出してください。画面いっぱいに文字が流れ、メインの動画がもはや見えませんよね。

 

自分に置き換えると、

  • メイン動画=自分の思考
  • 画面いっぱいの言葉=周囲の騒音や他人の声

です。

 

こんな風に、「自分の思考が周囲の騒音にかき消され、全く集中できなくなってしまう」のです。

 

・具体的には

(ストーリー)

具体例として、職場での状況を考えてみます。

 

自分は営業担当です。重要な案件で、どうしても今日中に顧客に提案資料を出さねばならないとします。

 

この案件がもし受注できなければ、ノルマ達成も危うい。そんな状況です。

 

そこで、相手からのメールを読み込み、どういう内容の提案がいいか、どんなタイミングでどう切り出すか、集中して考える必要があります。

 

(会話が始まった)

さて、メールを読み始めました。すると、背後で上司と同僚が会話を始めました。

  • 上司:ちょっと○○君。先日言っていた例の件だが、進捗はどうなってる?
  • 同僚:その件ですが、いま詳細を調査中でして、いましばらく…

はっ…と気付くと、もう二人の会話が耳に入ってきました。

 

何メートルか離れた場所にいるのに、まるで耳の中で二人が会話しているかのよう。非常にクリアに聞こえます。

 

が、気を取られている場合ではない!

 

気を取り直して、全神経を集中し、食い入るように画面を見つめます。

 

(頭を支配する)

が、努力もむなしく、二人の会話は鼓膜を抜けて脳に響きます

※文字の大きさは、感じ方の強さを表しています。

  • 上司:昨日もそんなこと言ってたよね。もう何日待たせてると思ってるの?
  • 同僚:大変申し訳ありません。ただ、先方もかなり警戒しているようでして、わたくしとしてもなんとか事情を説明し…
  • 後輩:部長、XXさんからお電話です。
  • 上司:あとで出る!いま取り込み中だと伝えてくれ!
  • 同僚:先方には、よくよく説明いたしますので、何とかもう1日お時間を…
  • 上司:君には失望した!がっかりだ!もういい、他の担当に行かせる!…

うわぁぁぁ、ダメだ!

 

視覚も触覚も壊され、まるで自分の全感覚が耳に持って行かれたように、もう二人の声しか感知できない!

 

声に、声に支配される…!!ひぃぃぃぃぃやぁぁぁぁ……(卒倒)

 

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※脳内イメージです。 

 

(逃げられない)

 …という具合に、完全なパニック状態になります。

 

似たような状況に、「フラッシュバック」が挙げられますが、その場合は「1点を凝視する」ことで逃避ができました(2/22記事参照)。

 

が、「会話」の場合、次々と鮮烈な情報(声)が入ってくるため、そのスキルも役に立ちません。

 

逃げられないのです。もう、耳を塞いでしまいたいくらいです*1

 

そして、自分が集中したい対象が、耳からの情報にかき消され、もう何をやろうが一切あたまに入りません。

 

まさに、拷問とはこのことです。

 

・声の大きさ

ちなみに、ストレスは声の大きさにもよります。

 

ただ、私の場合、さほど大声でなくてもストレスになるので厄介です。

 

「腹式呼吸のハリのある声」ぐらいで、もう動悸がし始めます。「ええ声~」のあの人*2なら、確実です。

 

たまに、めちゃくちゃ声の小さな人がいますが(TVの音量なら「10」くらい)、それだと、さすがに数メートル離れたら聞こえません。

 

が、TVの「20」ぐらいになると、もうダメです。

 

そのため、大抵の人の会話で、パニックになりえるのです。

 

・理想の音環境

では、こんな私にとって理想的な音環境とはどんなものかというと、こんな感じです。

  • 大勢が一度に話し、それぞれの会話がはっきり区別できない状態(「ガヤ」状態)
  • 話し声はせず、「言語的に意味のない音声」だけが聞こえる状態(キータッチ音など)
  • 完全な無音(一番理想的)

 

ガヤの場合、「話し声」という点では上記の例と同じです。

 

ただ、誰が何を言っているか判別できないくらいうるさくなると、耳が特定の話し声を拾いにくくなります。そのため、集中せずに済むのです。

 

あと、「言語」は絶対ダメです。例えば、私は中国語は分かりませんが、音の繋がり方で意味のある音声だと分かってしまうため、ストレスになります。

 

一方、「言語的に意味のない音声」なら、苦になりません。流水音やキータッチ音は、いい例です。

 

ただし、一定のリズムのある音はNG。蛇口から「ポタポタ」落ちる音で発狂しそうになります。さぁ、私を倒したかったらポタポタさせるがよい!!(←誰だよ)

 

こんな具合なので、オフィス空間ではいつ何時なんどきストレス源*3が現れるか分からない、苦痛の多い場所なのです。

 

出席者が少なかったり、みんなが黙々と仕事をしている日ほど、幸せな日はないのです。 

 

対策

その場をそっと離れる

さて、こんな地獄職場で仕事してきたわけですが、任される仕事の規模が大きくなるにつれ、「さすがにマズイ」と思いはじめました。

 

難しい仕事ほど、集中の度合いをグッと上げる必要があるからです。簡単にパニクってる場合じゃないのです。

 

そこで、ある時思い立って対策を講じました。

 

それが、冒頭に書いたこれ:

・その場をそっと離れる

です。

 

実践方法

具体的にどうしたかと言うと、こんな感じです:

  1. 誰かが話し出したら、「時計」と「筆記具/PC」、「必要資料」を持って、そっと席を離れる。(打ち合わせに行く感じを装って)
  2. そして、トイレの個室か、空いている会議室に行き、作業する
  3. 話は大抵15分以内に終わるため、それを目安にオフィスに戻る
  4. もし15分経っても終わっていない場合は、集中力が要らない仕事で時間稼ぎする(ファイリング等)

時計がないと、私は集中しすぎて時間を忘れるので、必須です。

 

もし15分経ってもまだ会話が続いている場合は、諦めてファイリングやデスク掃除など、集中力の要らない仕事で時間を稼ぎました。

 

これらは重要度・緊急度は低いものの、どうせいつかやる仕事なので、「ちょうどいいタイミングだわ」くらいに思うと気が楽です。

 

しかも、一旦始めると意外に楽しいので、「仕事を邪魔された」というイライラも気付けば消えています。

 

対策のきっかけ

ではなぜ、思い切って席を立つことにしたかと言うと、

 

「なにも我慢し続ける必要はないよな」と思ったからです。

 

それまで、私はどんなにしんどくても、その場を離れるという発想がありませんでした。

 

が、他の人は喫煙のため頻繁に席を立ったり、愚痴を言いにわざわざ人に話しかけたりしています。結構、「自由」なのです。

 

そんな自由な人達の中にいながら、私だけが苦しい思いをしてデスクにへばりついているのは、ナンセンスに思えました。

 

そこで、私も「つらい場所から離れる」という自由を実践してみようと思ったのです。

 

なぜ離れるのがいいのか?

では、なぜ離れるのが効果的なのかというと、 飽くまで体感ですが、

  •  純粋に聞こえなくなるので、自分一人に集中できるから
  • 視覚的にも隔離することで、その人の存在感を感じずに済むから

という理由が挙げられます。

 

「視覚的にも隔離できる」についてですが、大声で話す相手が同じ部屋にいると、周辺視野で捉えてしまう可能性がありますよね(「ありません」とは言わせません)。

 

すると、「ああ、大きな声のあの人がいる」と、どうしても意識がそこに行ってしまいます。

 

「いつ話し出すんだろう?嫌だなぁ」と思い、落ち着いて仕事ができません。

 

そのため、視覚的な隔離も、とても有効なのです。

 

最後に

・「逃げる」もスキル

いかがだったでしょうか?

 

私は、この対策を取ってから「我慢しなくてもいいんだ」と思えるようになり、効率も上がったうえに気も楽になりました。

 

それからは、愚痴など聞きたくない話が始まったら、お茶を入れたりトイレに行ったりと、積極的に「逃げる」ようにしています。

 

「逃げる」というのは悪い言葉に聞こえますが、自分を守るためのスキルなのだと思います。

 

・休憩の大切さ

そして、逃げることは、休憩にもなります。

 

長い間、私には「休憩」という発想がありませんでしたが、実は多くの人は適宜休憩を取っているのです。

 

休憩しないと、血行が悪化しますし、集中の質も低下します。

 

そんなわけで、今回のことは、「休憩の大切さ」に気付くきっかけにもなりました。

 

結論:みんな、ちゃんと休憩しようね!

 

以上、「職場の騒音がストレスで仕方ない問題と、その対策」でした。

*1:因みに、耳を塞いでも効果はなく、耳栓も同様です。耳栓よ、しっかりしてくれ。

*2:なに、知らない…だと…?(意訳:すみません、ググって下さい。)

*3:ついでに言うと、音楽の場合、ボーカルの入った曲やメロディラインのはっきりしたインストゥルメンタルは、苦痛です。どうしてもメロディに集中してしまうからです。

そのため、「イヤホンで音楽を聴きながら勉強」などという芸当はできません。そういう人達の感覚世界を、ぜひ一度体験してみたいものです…涙