発達障害傾向ですが、「営業」できました。

毎日ひとにキレられていた私が、「人間」らしいコミュニケーションを身に着け、「営業職」として働けるようになるまでの話と、試行錯誤の記録。

残業続きだった私が定時退社できるまで~その1:私の残業の原因~

こんにちは。Katieケイティです。

 

今回から、ダンドリが苦手な私がいかに「残業」を克服したか、書いてみたいと思います。

 

残業は、常態化すれば心身に大きな影響をもたらすと言われています*1

 

私も、長らく毎日3時間以上の残業をしていましたが、過度なストレスで鬱を発症してしまいました。発達の凹凸も、原因の一つです。

 

しかし、それがきっかけで仕事のやり方を見直した結果、半年ほどで定時退社できるようになりました。さらに、ノルマの連続達成など、成果を出せるようになりました。

 

この記事を読む方の中には、私のようにスケジュール管理が苦手な方もいると思います。机に書類の山ができていたり、他部署から何度も催促を受けて嫌になったりしているかも知れません。

 

このシリーズでは、私がなぜ残業していたのか?具体的にどうやって定時退社できるようになったか?詳しく書いていきます。それにより、少しでも「気付き」のサポートができれば嬉しいです。

 

 

【定時退社への道】その1

一体、何をしたのか

まず最初に、実際に私がとった対策をリストアップしてみます。

 

当時、かなりたくさんの本を読んで参考にしたのですが、数が多すぎて覚えていないことも多いです。シリーズの最後に、当時読んだ本をいくつか挙げたいと思います。 

 

なお、「予定作成のコツ」は、一見数が多いように見えますが、慣れれば1回15分以内に終わります。

 1)予定作成のコツ

  1. 「その中にやるべき仕事」をリストアップする
  2. 一つの仕事をこまかい「ステップ」に分解する
  3. 各ステップに「目標処理時間」を設定する
  4. 予定を定時までに終えられるよう時間配分する
  5. ストップウォッチで処理時間を計りつつ仕事する
  6. 予定どおりに終わらなかったら、原因を考え、対策を取る
  7. 今後やる仕事も予定に組み込む
  8. エクセルをカスタマイズし、自分だけの予定表を活用

2)隙間時間を活用

3)3分考えて答えが出ないことは、「すぐ」誰かに相談

 

私の労働環境

・ヒマだったのか?

因みに、「定時退社していた」と言うと「仕事量が少ないだけじゃないの?」「よっぽど暇だったんだね」「仕事が細分化された大企業だったんでしょ」と言われそうです。

 

が、実際はその真逆でした。

 

中小企業ゆえに、常に人手不足で、1人がいくつもの仕事(例えば営業職なのに事務もしなきゃいけない等)を掛け持ちしていました。それゆえ手が回らず、部署のほぼ全員が毎日6~9時ぐらいまで残業していました。

 

因みに、もちろんフレックスタイム制など存在しないので、「朝10時に出社したから退社がみんなより1時間遅いだけ」とかではありません。

 

・残業が「普通」

他部署もみなそうだったので、正直「定時に帰る人って本当にいるの?」と思っていました。

 

ある日、外回りの帰りに帰宅ラッシュに巻き込まれたのですが、その時初めて「定時退社は実在したんだ…!」と驚いたくらいです。と同時に、「私にはこんな日はやってこないんだろうな」と思いました。

 

あまりにも残業が「普通」になっていたので、どうしても予定があり定時で帰らないといけない日は「悪いことをしている」感覚に陥りました。そのくらい、毎日残業していたのです。

 

精神のバランスが崩壊

・客のメールでキレる

しかし、そんな毎日を続けるうち、精神面に変調をきたしました。

 

些細なことにイライラするようになったのです。

 

最初は「少しイラつく」程度で済んでいました。しかし、ある日、客先からメールが届いただけでブチギレそうになり、さすがに「あれ?」と感じ始めました。

 

まだ内容も読んでいないのに、です。明らかに異常です。

 

・朝起きられない

さらに、変化は続きました。

 

朝、起きられなくなったのです。

 

毎日6時間は寝ていたのに、朝になると体が動かない。目は覚めているのに、どうしても起きられない。当然、仕事にも支障が出ました。

 

さすがにまずいと思い、精神科を受診。そこで抗うつ剤を処方されることになったのです。

 

何とか半年ほどで回復はしましたが、その後も精神面は不安定な状態が続きました。

 

そこで、「残業を続けたらマズイ。何とかしないと」と考え、仕事のやり方を見直すことにしたのです。 

 

一体、何故残業していたのか?

はじめに着手したのは、現状分析です。

 

毎日残業しているのは、一体なぜなのか?それが分からないと、対策の取りようがありません。

 

そこで、自分なりに分析した結果、次の問題が見つかりました。 

  • 仕事の段取りが分からなかった
  • 好きな仕事に没頭し過ぎた
  • 一人で仕事を抱え込んだ

要するに、仕事に対して大局的・客観的な見方ができていなかったということです。

 

この点については、重要なので少し詳しく書きたいと思います。

 

・仕事の段取りが分からない

(行きあたりばったり)

「段取り」とは、物事を行う手順のことです。

 

何か一つの仕事を行うには、まずはこれをやって、次にあれをやって…と手順を考え、実行する必要があります。

 

しかし、私には、段取りを考えずに行きあたりばったりで仕事をするクセがありました。

 

(段取りが考え付かない)

例えば、「A社にBという商品を提案する」という仕事があるとします。

 

これを成功させるには、

  • 「A社が最も興味のあることは何か調べる」
  • 「A社の興味にあうようにBの特徴を抽出する」
  • 「提案書を作成する」
  • 「交渉しやすい価格を設定する」

などの手順が必要です。でないと、先方にとって魅力的な提案にならないからです。

 

が、私はそんなことは考えられず、ただただ「買ってください」とメールしていました。

 

買ってくださいと言われて買う。そんな仏のような人は、そうそういないのが現実です。

 

(段取りの仕方は教えてもらえない)

「段取りを考えられない」というのは、「考えても分からない」のではなく、「全く念頭にない」ということです。

 

そのため、誰かに教えてもらえたらすぐ理解できたのでしょうが、会社では誰もそんなことを教えてはくれません

 

従って、このスタイルを続けていても、どんなに残業をしようが「言われたことしかしない」「創意工夫がない」「結果が出ない」。そんな評価しかされない恐れがあるのです。

 

・好きな仕事に没頭し過ぎた

(細かい作業が大好き)

そして、私の真価(?)が発揮された問題がこちら。

 

好きな仕事に没頭し、気付いたら夕方になっているというものです。

 

私は、一旦集中し始めると、全てをほったらかして没頭してしまう悪いクセがあります。特に、データ収集やデータ整理、資料作成は、作業が細かければ細かいほどハマってしまうのです。

 

逆に言うと、他の人が嫌がる細かい作業を嫌がらずにできるので、使いどころによっては「デキる人」なのかも知れません。

 

しかし、実際には複数の異なる仕事を同時に行う必要があるため、時間管理ができなくては意味がないのです。

 

(緊急仕事もほったらかす)

そして、ひとしきり没頭したあと、緊急性の高い仕事が残っていることに気付くのは大体16時くらい。

 

そこで慌てて着手するのですが、そのころには頭も疲れているため、終わるのは8時くらいになってしまうのです。

 

自分でもつくづく「間抜け」だと思いますが、当時はいつもそうなってしまうのか、全く分かりませんでした。

 

・一人で仕事を抱え込んだ

(人に聞けない)

また、一人で抱え込むクセがあったのも、大きな問題でした。

 

規模の大きな仕事や、初めてやる仕事の場合、自分がノウハウを知らないことが多いものです。

 

そんな時は、経験豊富な先輩や上司にアドバイスをお願いする必要がありますが、私はそれができませんでした。

 

(「指示待ち」を言われたくなくて) 

何故なら、みな忙しそうにしていて、話しかけるのが申し訳なかったこと。それに、「指示待ちだ」と非難されるのが怖かったからです。

 

指示待ちとは、「指示されないと何もできない人」のことです。

 

私が入社した当時、「"指示待ち"は悪だ」というような論調の記事がネットをにぎわせていました。自分で考え、行動できる人こそ素晴らしい、というのです。

 

私はなんでも鵜呑みにしてしまうため、そういった記事を読んで「自分で考えねば」と思い込んでいました。

 

(実は指示があるとかなり「デキる」人だった)

ところが、かなり後で知能検査を受けた際、衝撃の事実が発覚しました。

 

「的確な指示を受ければ正確に行動でき、処理速度もかなり速いが、0から自分で考えるのは苦手」という結果が出たのです。

 

さらに、習熟度が高いので、訓練を重ねることでタスク処理能力はグングン伸びる、とも言われました。

 

総合すると、私は熟練した人からアドバイスを受け、そこから解決策を考えるというプロセスを繰り返さないと、上手に仕事をこなせるようにはならないということです。逆に、それができればかなり「仕事がデキる」可能性があるとも言えます。

 

このことを知ってからは、誰に何を言われても自分の特性に合ったやり方をしよう、と考えるようになりました。

 

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長くなったので、今回はここまでです。

 

次回から、具体的にどのような対策を取ったか書いていきます。

*1:脳・心臓疾患(過労死)や精神障害・自殺と長時間労働の関連や、睡眠不足の影響などが詳しく書かれています。独立行政法人労働安全衛生総合研究所「長時間労働者の健康ガイド」https://www.jniosh.go.jp/publication/doc/houkoku/2012_01/Health_Problems_due_to_Long_Working_Hours.pdf(2018/4/23閲覧)