発達障害傾向ですが、「営業」できました。

発達障害の傾向がある元・営業が、「人並み」に働くための仕事ハックをお送りします。

「雑談」ができないと損!思い切って同僚相手に特訓しよう

前回までは、適切な発言ができないという悩みについてお話ししました。
 
今回は、少し関連しますが「雑談ができない」という問題について、書いてみたいと思います。
 

■雑談しない主義だった

疑問

子供の頃から、私は所謂「雑談」が苦手でした。

 

人が「今日はいい天気ですね」や「あら、その服かわいいね。どこで買ったの?」などと話しているのを、よく目にしました。

 

しかし、いい天気を本心から喜んでいる風でもなく、またその服が本当に好みだとは、どうも思えませんでした。

 

なのに、なぜ取って付けたように、彼らは雑談をするのだろう?

 

それが、不思議でたまりませんでした。 

 

「不必要」という認識

 ・雑談せずとも仕事はできる

それに、雑談のメリットについても、疑問を持っていました。

 

例えば、勉強の場合、雑談は必要ありません。教師や友人と雑談せずとも、テストの点がよければ、学校の成績は上がります。

 

また、仕事でも同じことです。純粋に仕事の内容「だけ」を考えれば、雑談せずとも稟議は通るし、受注もできます。(「だけ」じゃないのがミソですが)

 

 ・雑談=非効率

そのため、私はこういった「本筋とは関係ない」話をする理由が、どうしても理解できませんでした。

 

むしろ、「雑談を仕掛けるのは、自分の印象を良くするためだ。そのために、無駄話にエネルギーを割くなんて、なんて非効率なんだろう!」とすら思っていました。(※飽くまで、発達障害傾向の人の意見です)

 

こういったこともあり、私は効率化のため、雑談は一切しないことにしていました。

 

むしろ、何を話せば?

加えて、雑談をしようにも、「何を話せばいいか分からない」のも事実でした。

 

人と出会いがしら、そうそう話題は転がっていません。

 

職場に、腹巻に一升瓶をぶら下げた人がいたら、「ちょ、その恰好!」とツッコめそうですが、残念ながらそんな人はいません。

 

それに、もし腹巻だったとしても、ツッコんでいいかどうか微妙です(極度の冷え性かも知れないし)。

 

というわけで、別に雑談したくないし、しようにも何をネタにすればいいか分からないしで、誰かと二人になっても沈黙の時間が過ぎるばかりでした。

 

先輩によると、そんな私を「お高くまった人」と思っていたそうです。

 

■雑談できるようになりたい!

雑談がメリットになる

ところが、 職場でのトラブルがきっかけで、よりよいコミュニケーションを模索し始めたとき、思いもよらない事実を発見することになりました。

 

なんと、頻繁に雑談をする人同士は、そうでない場合に比べ、よりスムーズに連携が取れていたのです。

 

例えば、こんな感じです。

 

・雑談があるとき、ないとき

Aさん、Bさん、Cさんの3人がいました。AさんとBさんは雑談で打ち解けており、一方AさんとCさんは殆ど会話がありません。

 

ある日、Bさんがミスをして、Aさんに助けを求めました。対応にやや時間の掛かるミスでしたが、Aさんは快く対応し、その日のうちに問題は解決しました。

 

次の日、Cさんが同じミスをして、Aさんに対処法を聞きました。ところが、Aさんは「忙しいから、他部署に聞いて」と言いました。他部署に聞くと、「Aさんに聞いて」と言われ、結局二度手間でした。

 

これは極端な例ですが、似たようなケースには多々遭遇しました。

 

「人間関係構築ツール」としての雑談

・雑談=情報交換

ここから考えたのは、雑談が「人間関係構築のツール」になっているのでは?ということです。

 

つまり、こういうことです。

 

雑談では、少しずつですが、お互いのことを知ることができます。

 

「今日は寒いね」「その服いいね」から始まって、家族や趣味の話、お悩み相談に発展したりもします。

 

・親近感が協力姿勢を生むのでは?

もし私の理解が正しいなら、こうして相手を知ることで親近感がわき、「相手を助けたい」と思わせているのだと思います。このため、大変な仕事でも、進んで協力し、結果として仕事がスムーズに行くのです。

 

逆に、知らない相手なら、わざわざ自分の時間を削る気には、なれないかもしれません。

 

もしかしたら、みんなこのことを知ったうえで雑談していたのか?そう思ったとき、私は彼らを心底尊敬しました。

 

雑談を練習する

・教科書にした本

そこで、私は早速雑談の訓練に取り組みました。教科書にしたのは、以前ご紹介した箱田さんの本2冊です。

 

どちらもビジネス書扱いですが、仕事だけでなく、広く「初対面からの人間関係作り」に使える、すぐれた本です。

 

すごいのは、私のように空気の読めない人でもすぐ理解・実践できる、「具体的な指示」がされていることです。箱田さんご自身の苦労の結晶だと、よく分かります。

 

中でも最も効果があったのは、「まず相手を褒める」「感嘆詞を使う」の2点でした。

「すべらない雑談のルール―たった3秒で心をつかむ魔法のテクニック」

・作者: 箱田忠昭

・出版社/メーカー: こう書房

・発売日: 2008/10/01

「実践!!値切りを封ずる商談技術―価格交渉・条件交渉を有利にすすめる法」

・作者: 箱田忠昭

・出版社/メーカー: 税務経理協会

・発売日: 1998/04/01

 

・練習相手は同僚や上司

上の2冊を買った翌日から、いよいよ雑談訓練に入りました。

 

練習相手は、同僚や上司でした。

 

もちろん、顧客との商談もありましたが、さすがにリスクが高いです。また、社内の人なら人数も多いので、何度でも挑戦できます。

 

それまで、必要なこと以外話しませんでしたが、勇気を出して雑談に行きました。

 

・給湯室で

まず、私が目を付けたのは「給湯室」でした。

 

私は、毎日3,4回、そこでコーヒーを淹れていました。そのうち、だいたい2回は誰かと一緒になりました。このチャンスを活かしたのです。

 

話すヒントにしたのは、「相手が淹れているお茶/コーヒー」です。 

 

ドリップコーヒー、緑茶、ほうじ茶、紅茶などなど、よく見るとみな飲み物が違います。実は、それぞれの好みやこだわりが現れる部分なのです。

 

 例えば、「お、ドリップコーヒーですか?いいですね~」と言ってみたところ、「そうなの、この香りが大好きで~!」といい反応をされ、そのまましばらく話したこともありました。

 

・上司に決裁印をもらうとき

また、上司に決裁印をもらう時も、チャンスでした。書類を渡し、ハンコをもらう間のスキマ時間を使ったのです。

 

ここでは、相手の文房具や小物を、「おしゃれですね」「素敵ですね」とほめました。すると、普段お堅いイメージの上司も「そうかなぁ?実は...」と応じてくれました。

 

こういったことを毎日繰り返し、相手の反応を分析して、言う内容やタイミングを調整していきました。

 

そのうち、相談にも徐々に親身になって下さったのを実感しました。

  

■みんな、実は話したがっている

最初は恐る恐るの雑談でしたが、徐々に慣れてきて、なんと逆に話しかけられるようになりました。これは、とても嬉しいものでした。

 

ただ、雑談ができるようになった喜びと同じくらい、大きな発見だったのは、「実はみんな、自分のことを話したがっている」ということでした。

 

相手のこだわりや好みに気付き、話しかけると、ほぼ全員が喜んで応じてくれました。

 

これは、相手の「注目されたい、認められたい」という気持ちに触れたためかも知れません。

 

私は心理学の専門家ではないので、詳しいことは分かりませんが、ただ雑談を通して相手に喜んでもらい、距離を縮められたことは確かです。

 

コミュニケーションを通して、少し人間についての理解が深まったエピソードでした。

 

 

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