今日は整理整頓のお話。
デスクがすぐに散らかって、いつも探すのに一苦労。そんなあなたに、スッキリ片付ける方法をご紹介します。
「定位置」が片付けのカギ
■具体的方法
ポイントは、ごく簡単。
- 定位置を決める
- 使い終わったらすぐ元の場所へ
- モノは重複させない
この3つです。
では、1つずつ説明していきましょう。
1.定位置を決める
・定位置=ルール
まず、全てのモノの定位置を決める。これが何より大事です。
定位置とは、言い換えれば「モノの配置を定めたルール」。
ルールがなければ、その時の気分で置く場所を変えてしまいがちですよね。
すると、
- 毎回どこにあるのか探す
- 時間がかかる
- イライラ
- 仕事に支障が出る
こんな負の連鎖に陥ってしまうのです。
だからこそ、最初にルールを作ってしまう。こういう発想です。

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例えば、こちらのペン立てなら、こんな配置が可能。
・散らかっても原状復帰できる
この方法のいいところは、散らかっても原状復帰しやすいということ。これは、片付けられない理由を考えれば納得できます。
片付けが得意な人は、モノをどこにどう仕舞うか瞬時に判断が可能です。だから、机が散らかってもほったらかしにはなりません。
一方、私達はどうでしょう?
いったんモノが散乱してしまったら、それを秩序立てて片付ける方法が思いつかない。だから、掃除をしても一部だけ。仕舞う場所もバラバラ。あとで思い出せない。こんなことが起きてしまうのです。
したがって、モノの定位置を決めることで、どうやって片付けるかを自分にアドバイスする。掃除上手な人のスキルを、これで補えるということです。
2.使い終わったらすぐ元の場所へ
次に、使ったらすぐ元の位置に戻す。これを徹底しましょう。
実際の行動で言えば、
- 手に取る
- 使う
- 定位置へ
この3ステップ。まだモノに意識が向いているうちに、元に戻してしまいましょう。
なぜこれが必要かと言うと、「なんとなくその辺に置き、そのまま存在を忘れる」ということが起きてしまうからです。
特にADHDは、短期記憶が非常に弱い。そのため、何かをやろうとしても、新しい情報に接したとたん簡単に忘れてしまいます。そして、思い出すのは容易ではありません。
さらに、放置したものが視野に入っても、別のものに集中していれば認識すらできない。そして行動に支障が出るまで出しっぱなし、置きっぱなしになるのです。
3.モノは重複させない
最後に、デスクに置くモノは、1種類につき1個だけ。重複してはいけません。
例えば、ハサミやホチキス、黒の油性ペンなど。なぜかペン立てに2個以上差さっていることがありますが、これを思い切って1つ以外断捨離するのです。
なぜなら、結局1つしか使わないから。
クリップなど、たくさんないと困るものも確かにありますが、ハサミを2、3本持っていたところで使い回せるものではありません。
それに、モノが増えれば増えるほど片付けは難しくなります。置き場所も増やさねばならないし、手間がかかる一方。
多少もったいない気もしますが、人に譲るなり、部署の共有ツールにするなどして処分してしまいましょう。
■なぜ片付けが必要なのか?
・ストレスによる悪循環
では、そもそもなぜ片付けが必要なのでしょうか?
モノが溢れかえったデスクでも、仕事はできます。しかし、問題は片付かないことによるストレス。それが原因で、こんな悪循環が発生してしまうのです:
- たくさんモノがある
- 目に大量の情報(モノの形、色、雑然とした風景)が飛び込んでくる
- 脳が必死で情報を処理する
- 疲労する
- ストレスを感じる
- ミスが増え、片付けもさらにいい加減に
- 1.に戻る…
・ADHDだとさらに悪化
そのうえ、ADHDの傾向が強いとさらに事態は悪化します。
というのも、物事の優先順位を無視して、「今この瞬間やりたいこと」に飛びついてしまうから。
例えば片付けの場合、使ったものを仕舞わなければと思いつつ、別の考えが頭に浮かぶ。すると、もう片付けのことは忘れます。そしてさんざん没頭し、我に返った途端、片付いていない状況に気づくのです。
こうなると、ただでさえ疲れた脳がさらに疲弊し、仕事の効率もダウン。
だからこそ、「今すぐ」に、「片付けなきゃ」が頭から消える前に行動が必要なのです。
今日から、あなたも「今すぐ」を意識してみてはいかがでしょうか?
以上、片付けのコツでした。