こんにちは、
突然ですが皆さん、バイトの仕事ができなくて困ったことはないですか?
「何でそんなことも覚えられないの?」
「やる気あるの?ないなら辞めていいよ!」
真面目にやっているつもりなのに、そんな風に言われたらツラいですよね…
そこで今回は、バイトが全然できなかった私でもマトモに働けるようになった、そんな対策をご紹介します。
「バイトができない」を卒業しよう!
私は学生時代、コンビニでアルバイトをしていたのですが、何をやっても上手く行かず先輩やお客にキレられてばかりでした。
そこでバイトをこなすための対策を考えた結果、仕事がスムーズにできるようになったのです。
■対策
その時に考えたのが、こちらの対策です。
- 仕事の手順は、徹底的にメモを取る
- ミスしたら、すぐ目を見て謝る
- 謝ったら、すぐ仕事に戻る
この対策は、とくに「短期記憶が弱く、仕事が覚えられない」方、そして「謝罪方法が分からない方」に最適です。
では、詳しく見ていきましょう。
■1.仕事の手順は、徹底的にメモを取る
・メモがあると、覚えが速い
まず一つ目は、とにかく「メモを取る」ということです。
新人のバイトなら、最初は先輩から口頭で仕事のやり方を教えてもらいますよね。その際に、「教えてもらったこと」を徹底的にメモするのです。
こうすることで、たとえ短期記憶の弱い方であっても、後から何度でもメモを見返すことができます。そして、メモを見ながら仕事をすることで、段々と体で覚えていけるのです。
・手順は「因数分解」!
しかし、「メモ」と言っても、ただ単に聞いたことを書くだけでは意味がありません。そこには、一つ重要なポイントがあるのです。
それは「仕事の手順は必ず因数分解する」ということです。
なぜなら、せっかくメモを取ったとしても、内容が大雑把だと仕事が再現できないからです。
例えば、「宅配便の受付」という仕事を考えてみましょう。メモがこんな内容だと、後で見返して「え、これどういう意味??どうするんだっけ??」と混乱してしまいますよね:
- 荷物を測る
- システムに入力する
- 金額を伝える
- お金をもらう
何がマズイかと言うと、例えば「荷物を測る」の場合、何を使って・どこを・どう測ったらいいのか不明瞭だからです。「システムに入力する」も同様です。
従って、教えてもらった手順は徹底的に5W1Hに因数分解する必要が出てくるのです。
・5W1Hを明確に!
さて、上記に気を付けて手順を書くと、こうなります:
- 荷物を預かる
- 客に送付状を渡し、記入してもらう
- その間に、カウンター下のはかりで計量し、重量をメモをする
- はかりから下し、引き出し内の巻き尺で、タテ・ヨコ・高さを測り、メモをする
- 重量と寸法をもとに、該当するサイズを割り出す
- 記入済みの送付状を受け取る
- システムの「宅配便」ボタンを押し、送付状をもとに住所を検索する
- (以下略)
短期記憶が弱い方にとっては、これくらい細分化して初めて「意味のあるメモ」になるのです。
・焦る必要はない
この方法だと、少しメモを取る手間は掛かります。しかし、「早くしなきゃ!」と焦る必要はありません。
教えてくれる先輩には、「すみません、早く一人で仕事できるようになりたいので、詳しく書きたいんです」と伝えれば、「おぉ、やる気があるコだなぁ」と逆に感心してもらえますよ。
では、次は「ミスを謝罪する際の表情の作り方」について、解説していきましょう。
■2.ミスしたら、すぐ目を見て謝る
・「適切な謝罪」が必要な理由
(「ミスしたのに無言」はNG)
バイトをする中で、どうしてもミスしてしまう場合がありますよね。そんな時、ついつい下を向いて無言で仕事を続けてしまいがちです。
しかし、それでは相手が気分を害してしまう可能性が高いのです。何故だか、分かりますか?
(あなたは「プロ」)
それは、相手が「お金を払って○○という店からモノ/サービスを買っている」立場であり、一方あなたは「プロの○○の店員」だからです。
あなたがバイトだろうが正社員だろうが、お客には関係ありません。もちろん、あなたが学生であっても同じことです。
「プロの」というのは、「賃金を貰って働いている」という意味。賃金をもらう以上、それだけの「責任」が出てくるのです。
当然、「自分のミスに対して素直に謝り、お客様に不快な思いをさせない」という責任も、ついてきます。
・目を見て、すぐ謝る
では、具体的にどのように謝ればいいのでしょうか?
いくつかポイントがあるのですが、まず一つ目は「必ず相手の目をみて、その場ですぐ謝る」ということを身に着けましょう。
目を見ずに謝っても、相手は誠実さを感じません。むしろ、「本気で謝る気があるのか?」と疑ってしまいます。これでは、ますます不愉快になり、怒りは収まりません。
また、その場で「すぐ」謝るのも理由があります。
それは、時間が経ってからだと「はぁ?今さら?」と思われてしまうからです。ひどい場合は、怒りを蒸し返されてしまう場合すらあるのです。
・表情の作り方
もう一つ、とても重要なことがあります。それは、「謝る際には、"謝罪の気持ち"を伝える表情を作る」ということです。
具体的には、
- 眉間に皺を寄せて「申し訳ありませんでした」と言う
- その後、ペコっと頭を下げる
という方法です。イラストにすると、こんな風になります:
なぜこのような表情を作る必要があるかと言うと、それは人間が相手のことをまず「見た目」で判断しているからです。
どんなに心の中で誠心誠意「申し訳ない」と思っていても、それが表に出ていなければ「何も考えず口だけ動かしている」のと同じこと。
人間にテレパシー能力があれば、心と心だけで通じ合えるのですが、そんなことは不可能ですよね。
因みに、表情学の第一人者である清水健二さんによると、「眉間に皺を寄せると真剣そうに見える」そうですよ。表情で、謝る気持ちの真剣さを表現したいですね。
・初めは演技でもいい
こんな風に言うと怒る方もいそうですが、敢えて言うなら、初めは演技でも構いません。
なぜなら、謝るのはトラブル回避の手段であって、目的ではないからです。
もしどうしても気分が乗らない時は、その時だけ「申し訳ないと思ってる人」になりきって、謝ればいいのです。
実のところ、発達障害傾向でない人も、大抵「なんで私が謝らないといけないの?」と思いながら謝っているものです。そして、コトを丸く収めます。こういうことを、「世渡り上手」と言うんですね。
■3.謝ったら、すぐ仕事に戻る
しかし、謝るだけでは意味がありません。賃金を貰って働く以上、仕事をするという義務に応えないといけないからです。
というわけで、きちんと謝罪をしたら、すぐに仕事に戻りましょう。「申し訳ありません」と頭を下げたら、迅速に、直前までやっていた仕事に取り掛かるのです。
また、その後の処理が分からない場合は、遠慮なく先輩に助けを呼びましょう。
「XXさん、すみませんが○○のやり方を教えて頂けないでしょうか?」と言えば、大抵、教えてくれます。
そして、教わった手順をメモすれば、次回から自分でできるようになり、「できる仕事」が増えていくのです。
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いかがでしたか?少しは、明日からのバイトに自信がついたでしょうか。
どんなにバイトをこなす先輩も、最初は初心者。彼らだって、色々と人に質問したり、失敗したりして成長してきたのです。
それに、お客と言っても所詮人間。「ミスしたら目を見て謝る」。これを身に着ければ、そうそうモンスター化することはありません。だから、怖がる必要はないのです。
もし質問や、もう少し詳しく聞きたいことがあれば、お気軽に「お問い合わせフォーム」からご連絡下さいね。
皆さんのバイト生活を、応援しています!
以上、バイトのコツについてでした。